読図講習(入門編) 高川山

講習のねらい

私はお客様から道に迷ったことがあると伺ったことがあります。実際、道迷いは山での遭難原因の中で大きな割合を占めています。報告されていない道迷いはもっと多く、ちょっとした道迷いは誰もが経験があるのではと思います。

そのような道迷いの時に役にたつ、あるいは道迷いにならないための読図の技術ですが、地図は山に持っていくという意識の高い方が多い一方で、山の中で地図は見たことがないという方も多いのではないでしょうか。 また、地図読みの講習会に参加される方もいらっしゃいますが、講習会の場では何となくわかったつもりでも、その後の登山に活かし切れていないように見受けられることもあります。

わかりやすい読図はどのようなものなのでしょうか。それには地図を見ることに慣れていただくのが近道ではないかと思います。
本講習では地図に慣れることから始めます。そして講習後もご自身でやっていただけるような読図方法をお伝えすることができればと思っています。

概要
  • 地図を読むのが全く初めての方、地図は山には持っていくが見たことがないという方を主に対象とした、地図に慣れていただく(親しみをもつ)ための講習です。各地で行われている地図読み講習会(初級)の一つ手前の段階の位置づけです。
  • 基本からご説明しますので地図を見るのが全く初めての方でも大丈夫です。地図と実際の地形を見ていろいろ発見をしていただけたらと思っています。簡単ですが、これだけ覚えていただければ道迷いは減らすことができるレベルを目指します (今後も実践していただける内容です)。
  • お申し込み前の相談もお受けしています。ホームページ上での問い合わせや電話でお気軽にご相談ください。
日程 2017年11月19日(日)  日帰り
行程 集合 JR中央本線初狩駅9:35

初狩駅・・(0'30)・・登山道入口・・(1'10)・・高川山・・(0'55)・・登山道入口・・(0'25)・・初狩駅
(コースタイム 3'00)

解散 初狩駅16:00頃
  • 東京方面から電車でいらっしゃる方は初狩駅9:32着(高尾8:44発)の普通列車があります。また甲府方面からは初狩着9:20普通列車があります。
  • 初狩駅周辺に駐車場はありません。電車でお越しいただくか、大月駅周辺の有料駐車場にとめていただき初狩駅まで電車で移動していただくとよいかと思います。
講習内容
  • 地図とコンパスの初歩
  • 登山地図(山と高原地図など)と地形図の違い、使い分け
  • 地図で何がわかるか(重要)
  • 安全な登山のための最低限の読図法(道迷いしないためにすること)
定員 6名  ※ 1名より実施します
レベル 体力レベル: ★☆☆
技術レベル: ★☆☆
      
                                                                                                       
体力
レベル
説明
★☆☆1日の歩行時間が2~4時間程度、または標高差が比較的小さなコース(目安として標高差200m~400m程度)。体力に自信のない方、登り始めて間もない方や、小さなお子様がいらっしゃるご家族で登られる方に向いています。
★★☆1日の歩行時間が3~6時間程度、または標高差が中程度のコース(目安として標高差400m~800m程)。山歩きに少し慣れてきたら、ぜひ少し長めコースにも挑戦してみてください。
★★★1日の歩行時間が6時間以上、または標高差が大きいコース。健脚向きですが、だんだんステップアップしていくと決して無理ではありません。
                                                                                                    
技術
レベル
説明
★☆☆登山初心者の方でも比較的安心して歩くことができるコース。八ヶ岳では岩がゴロゴロしている登山道は普通です。
★★☆岩場、鎖場、はしごが途中にあるコース。急な登り下りのあるコース。山に少し慣れてきた方向き。
★★★危険な岩場が多いコース。足場が悪いコース。悪天候時危険なコース。八ヶ岳の森林限界を超える稜線歩きを数回程度経験された方向き。

当クラブが八ヶ岳やその周辺の山で実施するガイド登山において、主に初心者の方向けに設定している目安です(一般的な登山レベルより少しきびしくしてあります)。ご不明な点は遠慮なくお問い合わせください。

OK    
参加費用 10,000円(おひとり)
  • 参加費用に含まれるのはガイド料、ガイド諸経費です。
  • ご夫婦などお二人で参加いだだける場合はお二人分合わせて16,000円です。
  • 当クラブの山行では山岳保険は付帯していません。必要な方はご自身で加入されることをおすすめします。
装備・服装 ザック(荷物が入る程度の大きさ)、、登山に適した服装(やや保温性のあるもの)、レインウェア、防寒具、帽子、手袋(保温用)、昼食、飲み物、行動食・非常食、健康保険証

読図に必要なもの
山と高原地図(大菩薩嶺)、2万5千分1地形図(大月)、プレート付コンパス、高度計(お持ちであれば。腕時計についている高度計機能あるいは専用の高度計)
※ もし地図の入手が間に合わない場合はご連絡いただければと思います。
備考

お申込みにあたってはこちらの申込みの手順・注意事項などをご一読ください。

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