大岳(八ヶ岳)

大岳の魅力

大岳は八ヶ岳ではマイナーな山の一つです。コースの長さとして日帰りでは行きにくい感じですし、かといって2日間かけて登る山かというと、他の山を優先させてしまう方も多いのではないでしょうか。私は大岳は目的を持って登るに値する山だと思います。

大岳の特徴は、まずは歩きにくい登山道です。北横岳~大岳間はそれほどでもないですが、双子池~大岳は岩の間をすり抜けたり、岩から岩へと移ったりという場所が多いです。 特に雨で岩が濡れている時や10月後半から11月頃の岩に薄く氷が張っている時には細心の注意が必要です。
もう一つの特徴はやはり山頂および山頂付近の稜線での展望です。緑の低木の間からところどころ岩が出ていたりする感じは大岳らしさを感じます。
付近の北横岳や蓼科山、縞枯山などはもちろん展望のいい山ですが、それはどちらかというと想像できる展望です。 個人的には大岳は想像していない展望の山なので、この景色を見るとついうれしくなってしまいます。

三ッ岳Ⅱ峰付近から見る大岳

三ッ岳から見る大岳。

おすすめコース

歩きにくい岩場の山ですので、他の岩場の山を十分ご経験された後でチャレンジしてください。

大河原峠・・(0'20)・・双子山・・(0'30)・・双子池ヒュッテ・・(1'40)・・大岳・・(1'00)・・北横岳・・(1'00)・・亀甲池・・(0'20)・・天祥寺原・・(0'55)・・大河原峠
(コースタイム 5'45)

大河原峠を起点に大岳、北横岳をまわるコースはいかがでしょうか。少し長め(意外と時間がかかるため)ですので、朝早めに出発することをおすすめします。

大岳コース紹介

双子池~大岳~北横岳間についてご紹介します。

三ッ岳Ⅱ峰付近から見る大岳

双子池ヒュッテ前の分岐。大岳・北横岳方面の樹林帯に入っていきます。

大岳の岩場

天狗の露地まではけっこう険しい岩場が続きます。

双子池と双子池ヒュッテ

少し上がると双子池とヒュッテが見えてきます。

天狗の露地

天狗の露地は少し開けます。

蓼科山

天狗の露地から見る蓼科山。

大岳の歩きにくい登山道

大きな岩のすり抜けるように進みます。

大岳分岐

急斜面を登りきると大岳・北横岳分岐です。

大岳山頂

大岳山頂。

三ッ岳と南八ヶ岳

南八ヶ岳の山々。

雨池

雨池と奥秩父の山並み。

大岳

北横岳方面に少し進んだあたりから見る大岳。

北横岳への稜線

北横岳へと向かう稜線歩き。気持ちのいいところです。

亀甲池

亀甲池が見える場所があります。

北横岳手前のクサリ場

北横岳手前のクサリ場。ここを過ぎれば北横岳はもうすぐです。

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